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KNS日記

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iPro2がやってきた

今回も事務長です。


先週の金曜日に、手配をしていた " メドトロニック iPro2 " が届きました。
院内では「アイプロ」と呼んでいます。

もちろん、新しいゲームでもなければ、新型のパソコンでもなく、
「グルコース濃度を記録するための医療機器」です。iPro2がやってきた_e0317808_13412459.jpg

検査のための短い糸状のセンサーを脇腹等の皮下に挿入しますが、
挿入の際は、サータという器具を使って針で打ち込みます。

まさに今月、これまでのものと比較して、より一層細い針が発売
されたため、これに合わせて購入しました。


県内で導入している医療機関がまだまだ少ない機器ですから、
糖尿病の専門医院の当院の看護師さんも、今回初めて手にする機器です。

で、さっそくやってみようということで、看護師さんたちの温かい目線が私に集中する中、
よろこんで(?)脇腹を提供した次第です。


 (こんな仕事に就いていながら、)子供のころの嫌な経験のおかげで、
  注射嫌いの、"普通(?)の大人"に成長した私ですが、
  最近の注射針は、ほんの数年前と比べても、比較にならないくらい痛みが少ないことは、
  開院してからの何度かの注射で、すでに体験済みでした。


結果は、拍子抜けするくらいの、"チカッ" という程度の痛みでした。
当の看護師さんも、あまりにも簡便な操作性に驚いていました。

撃ち込んだセンサーに、大きさが4cm弱の、貝殻の片面のような小さな機器(=データ読み取り機)
を取り付けて、全体をオーバーテープでカバーして終了。

お風呂にも入れますが、装着感がほとんどないため、
タオルで、つい "ゴリッ" とこすらないか心配になったくらいです。

この状態で、ごく普通に生活しながら、3日~6日間、24時間、
前述したとおり、「間質液中のグルコース濃度の変動」データを取り続けてくれます。

要は、1日の血糖値の変化を調べてくれる器具というわけです。

インスリンを使っていたり、持続インスリン注入ポンプを使っておられる方には、
とても役に立つもので、院長は、昨年の12月の開院の時点から待望していました。

今後ますます、最適な糖尿病治療に役立ってくれるものと思います。
by 20121203inoue | 2013-05-28 13:55
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南国いのうえクリニックのブログです


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