第62回日本糖尿病学会年次学術集会
2019年5月23日(木)〜25日(土)秋田大学の山田祐一郎先生が会長を務められ
仙台市で開催された第62回日本糖尿病学会年次学術集会に参加しました。
今回は24日(金)のみ休診し参加。当日に帰高する必要があったため、
参加できる講演が限られていて、残念でした。
やはり全国学会は多角的視野からの情報が多く、楽しいのですが、
興味のあるもの全てを見ることができないのが残念です。
午前にはJDS/AASD/IDF-WPR Joint Symposium on Diabetes
Management and Natural Disasterに参加しました。
韓国、中国、インドネシア、タイ、日本などから報告が
ありました。
インドネシアの先生は2004年、特に2018年の地震、津波被害時の対応について、
各国の背景も異なる中で災害前にするべきこと、災害時に行うべきことについて
報告されました。
またタイからは2011年の洪水、病院の浸水時のボートでの対応について。
NHMRC Clinical Trials CentreのJenkins先生からは、オーストラリアでも
ブッシュの火災やサイクロンなどの災害があり、Prevention、Preparedness、
Response、Recovery (PPRR)、IDFや2019年に英訳された糖尿病学会など
様々な災害時の糖尿病治療のガイドライン、Personal emergency plan guideの作成、災
害時のアプリやSNSの利用についてのお話がありました。
ランチョンセミナーではSGLT2阻害薬のclinical benefitsについての
セミナーに参加。
総会でないと得られない情報は毎回刺激的です。
秋田大学の主催であるため仙台での開催ですが、
秋田グルメのフードコートがありました。
焼きそばや稲庭うどんがあり、
学会から500円分の引き換えチケットが配布されたことも
あって盛況でした。
今回も全国の第一線で活躍されて
いらっしゃる先生方の中で勉強できる貴重な時間でした。
今年は当院のスタッフ2名が無事日本糖尿病療養指導士に合格しました。
今後も地域の中で果たすべき役割をスタッフと一緒に考えていきたいと思います。